化学研究部 干し柿作り

気温も下がり、すっかり秋らしくなってきました。秋といえば柿。秋の紅葉のごとく、柿は赤い実をつけます。工業化学科職員室の前にも柿の木があり、今年も立派な実をつけています。

柿には「甘柿」と「渋柿」があります。渋柿は渋く、そのままでは食べられないので、干し柿にして食べます。この「干す」工程、実は化学が関係しています。

柿の渋みである「タンニン」を感じなくするために、アルコールの酸化の原理を用いて化学物質を作り、その化学物質によって「タンニン」の味を消してしまいます。渋柿の渋を抜くときには、このような化学反応が関係しています。化学の勉強になりますね。

今回収穫した柿は渋みがありませんでしたが、そのままにしておくともったいないので、保存性のある干し柿を作ってみます。

柿を穫っています

たくさん穫れました

柿の皮を向いて

吊るします

表面に糖分である白い粉が出てき始めたら完成の合図です。およそ2週間が目安です。

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