【工業化学科】高校生のためのリモート臨海実習

3/28(火),29(水)にお茶の水女子大学理学部生物学科,湾岸生物教育研究所共催の「高校生のためのリモート臨海実習」に本校工業化学科新3年生6名(化学研究部)が参加しました。

1日目は、①ウニの採卵と発生の観察,②酸性化海水での受精について、千葉県館山にある臨海施設から送られてきたバフンウニの雌雄を用いて、現地と学校の実習室をzoomで接続し、リモート実習を行いました。

  

  

お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究所の清本 正人先生より手順や解説を聞きながら丁寧にウニの口を外し、ウニの卵を採取・受精を行いました。画面越しの説明を聞き漏らさないように集中して取り組みました。また、近年問題視されている海洋の酸性化についても説明を聞き、実際に酸性条件にした海水でウニの受精を行い、受精率を求めました。

2日目は、午前中に①ウニの胚や幼生の観察,②酸性化海水での発生についての実習を行い、午後は海の生物についての特別講義「藻は厄介者か、未来を拓く救世主か」を聴講しました。

   

生徒たちは、普段の実習とは一味違った生物の実習を楽しみながら取り組んでいました。また、リモート実習ということで、海が近くにない環境でも海の生物に触れ、学ぶことができ、とても貴重な経験になりました。

今後、自分たちで受精させたウニを4月からの課題研究(アクアポニックスに関する研究)でも養殖の種苗として活用できるよう、稚ウニの飼育を頑張ります。